夏真っ盛りですね。
「家族で、遠出したいな」と思いつつ、旅費が足りず、泣く泣く近くの公園やプールですませているママも多いのではないでしょうか?
そこで、ファイナンシャルプランナーの著者が、旅行を数倍楽しめる“旅行積立”についてお伝えします。
■旅行積立とは?
満期に受け取る旅行券の金額と積立期間をあらかじめ決めて、毎月積み立てていく仕組みで、旅行会社や航空会社が様々なプランを用意しています。
積立額は毎月3,000円~1,000円刻み、満期期間は6カ月~60カ月(5年)が一般的。
旅行資金を計画的に貯める方法としてはベストです! しかし、旅行積立のメリットはそれだけではありません。
■旅行積立のメリット
(1)普通預金の50倍!? の高利回り
銀行の普通預金の金利は0.02%という低金利の昨今、100万円の預け入れに対して、5年で1,000円の利息(ネット銀行やキャンペーン金利を除く)。
そこから税金を引かれれば、手元に残るお金はたったの800円です。利回りで考えると、0.016%……。
一方、旅行積立の場合は利回りが1%以上、かつ、税金がかからない、という点がお得ポイントになります。
例えば、A社の旅行積立プランで試算すると、満期旅行券額100万円、60回支払いの場合、総支払額は945,960円。
サービス額がなんと“54,040円”となるんです。 1年で1万円ずつ増えている計算になりますね。
“サービス額”は、積立金額や積立期間によって変わってきますので、各社サイトでご確認くださいね。
(2)クレジットカード払いで、さらにお得!
毎月の積み立てをクレジットカード払いにできる会社もあります。
カードのポイントが貯まりますし、カードのポイントをマイルに交換する事もでき、お得額はさらにアップします。
■旅行積立のデメリット
(1)積み立てたお金の使い道が限定される
積み立てたお金は、“旅行券”という形でしか返ってきません。また、積み立てた会社での旅行代金や航空券、など会社によって決められた用途でしか使えません。
中途解約した場合には、期間によっては元本が割れる事もありますし、“旅行券”が返ってくるので、現金では戻ってきません。
さらに、“旅行券”には有効期限があることもありますので、注意が必要です。
(2)会社が破綻した場合
万が一、会社が破綻した場合、保証はありませんので、安心できる会社選びが必要です。
いかがでしたか?
お子さんが生まれ、「新しい家族で、たくさんの思い出づくりがしたい!」というママは多いかと思います。ですが、家族が一人増えると、何かとお金がかかりがちで夫婦だけの時よりお金の捻出が難しくなりますよね。
だからこそ、今から来年の夏に向けて、家族旅行を計画してみてはいかがでしょうか?
(冨士野喜子)
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