「どうして貯まらないのかしら……」
節約だってしているし、無駄遣いだってしていないつもり。原因が思い当たらないで、もやもや感を抱いているママも多いのでは?
そこで、ファイナンシャルプランナーの筆者が貯まらない原因を探し出すカンタンな方法をお伝えします。
■お金は遣わなければ残っている
お金が貯まらない原因は、とてもシンプル。ズバリ、遣っているからです。
なぜなら、遣わなければ残るのがお金です。
溶けたり蒸発したりして、自然になくなってしまう性質のものではありませんよね。
しかし、特に遣った覚えがないのに、“気がつくと、ない”という場合は、家計簿をつけることをおすすめします。実際にどのくらいのお金を遣っているのか把握してみましょう。
■家計簿から見えてくるお金の遣い方
家計簿をつけてみると、「こんなに遣っていたの?」と、驚かれます。それは、頭の中でざっくりとイメージしていた支出金額と、実は全然違うからです。
自分ではある程度把握しているつもりでも、しっかりと書き出してみると頭の中と大きくかけ離れた数字が出てきます。
例えば、「食費は5万円くらいかな」と、ざっくりと思っているケースでは、多くの場合5万円以上の支出をしています。
■家計簿に書き忘れがちなのは“ママ費”!
さらに、家計簿をつけていても、ついつい書き忘れてしまう支出があります。
これが、実は“ママ費”なんです。
家計簿を集計してみるとなぜかいつも収支が合わない。この使途不明金はなんだろうかと考えていくと……こんなものが抜けていたりします。
・美容院代
・ランチ代
・洋服代
・ネイル代
・化粧品代
「こんなにわたしが遣っているの?」
そう驚くのも当然で、家計費からちょこちょこ支出していると、特に遣った感がなく、しかも、どうしても自分には甘くなりがち。自分用の支出はあまり意識しないものです。
とはいえ、その都度家計から支出していると、ママ費が膨れ上がって家計を圧迫することは必至。
支出を抑えるためにも、ママもパパ同様にお小遣い制にして、その中でやりくりをしてみてはいかがでしょうか?
以上、貯まらない原因を探し出すカンタンな方法についてお伝えしました。
心当たりがあったママは、ぜひ自身にも“お小遣い制”を導入して、家計のやりくりをしてみてくださいね。
(大木美子)