みなさんは“家計簿”をつけておられますか?
思っていてもなかなかできないのが“家計簿作成”と“計画的な貯金”。
今回は、ファイナンシャルプランナーの筆者が“かんたん家計簿”でラクに家計管理ができる方法をお伝えします。
■家計簿が続かないワケ
家計簿が続かない理由って何だと思いますか?
ほとんどの理由が“時間や努力が必要な割には効果がでないこと”です。ダイエットと似たところがありますね。また、家計簿をつけていても、つけ漏れがあったり、クレジットカード払いだったりと支出が正確に把握できないこともあります。
では、どうやって“支出”を把握していけばよいのでしょう。
■全く逆の発想の「かんたん家計簿」
家計簿を作成する時、日々のお買い物のレシートを見ながら、月日毎に支出を記入し、月単位で合計を出して支出を把握していきますよね。1年間続けようとするとかなりの労力が必要です。
“かんたん家計簿”は、よくある家計簿と全く逆のことをします。まずは手順をご紹介しますね。
(1)1年間の収入を計算
(2)1年間で増えた貯金額を計算
(3)“(1.収入)-(2.貯金)=1年間の支出”
例えば、平成25年8月1日~平成26年7月31日の1年間の収入が500万、1年間で増えた貯金が100万の場合、1年間の支出は400万ですね。「貯金ができてない」という方はもっとシンプルで 収入=支出ということになります。
これで“我が家の支出”がわかってしまいます。簡単なだけでなく、正確なのです。
また、“支出”だけでなく、“収入”と“貯金”も同時に把握できるので、今後のマネープランの参考にもなってきますよ。
いかがでしたか?
7年間家計簿をつけてきた方でも、この方法にかえて随分ラクに家計の把握と貯金までできるようになったとのご報告もありました。
みなさんも“かんたん家計簿”で、貯金が目標通り増えていることが確認できたら「この調子!」と自分を褒めてあげてくださいね。
(加藤葉子)